「小さな子どもがいるのに夜勤が続いて辛い…」
「夜勤免除をお願いしたいけど、職場に言い出せない…」
そんな悩みを抱えるママ看護師は少なくありません。
実際に「夜勤免除」という言葉はよく耳にしますが、
法律で守られている部分と、実際の運用にはギャップがあります。
この記事では、子育て中の看護師が知っておくべき「夜勤免除の制度」と「現実的な対処法」を、わかりやすく解説します。
夜勤免除は“法律で認められた権利”です

まず結論から言うと、
看護師が育児を理由に夜勤を免除してもらうことは、法律で認められています。
これは「労働基準法 第66条」によって定められています。
使用者は、3歳に満たない子を養育する女性が請求した場合には、
深夜業(午後10時〜午前5時)に就かせてはならない。
つまり、
子どもが3歳未満の場合は、夜勤を拒否しても法律上問題ありません。
ただし、これは「本人が申し出た場合」に限られます。
職場側から自動的に免除してくれるわけではないため、
きちんと書面で申請することが大切です。
3歳を過ぎると「免除」ではなく「配慮」になる

子どもが3歳を過ぎた場合、法律上の夜勤免除義務はなくなります。
そのため、「夜勤を外してもらえるかどうか」は職場の裁量次第です。
実際には次のような対応が一般的です
- 
保育園の送迎があるため夜勤は難しい 
- 
夫や家族のサポートが得られない 
- 
小学生の子どもが体調を崩しやすい 
こうした事情がある場合でも、
上司や人事に相談すれば、日勤専従に変更してもらえるケースもあります。
ただし、職場によっては人員不足を理由に難しい場合もあるため、
柔軟な働き方ができる職場を選ぶことが重要です。
夜勤免除を申請する際のポイント

「夜勤を免除してもらいたい」と伝えるときに重要なのは、
感情的にならず、事実ベースで伝えることです。
申請のタイミング
- 
妊娠・出産後の復帰時 
- 
シフト作成前(1〜2ヶ月前) 
- 
保育園入園や家族の支援状況が変わったタイミング 
伝え方の例
「家庭の事情で夜勤の対応が難しいため、日勤勤務に変更していただけないでしょうか。
業務の引き継ぎなどは責任を持って対応いたします。」
書面で残すことも大切
上司との口頭だけで済ませると、後々「言った・言わない」のトラブルになりがちです。
簡単でも構わないので、申請書やメールで残すことをおすすめします。
夜勤免除を伝えにくい職場の“現実”

「制度上はOKでも、実際には言い出しにくい」
――これは多くの看護師が感じるリアルな悩みです。
現場では次のような理由から、夜勤免除をお願いしにくい空気があります。
- 
同僚の負担が増えるため遠慮してしまう 
- 
師長や上司に理解がない 
- 
夜勤免除を希望したら“やる気がない”と思われる 
このような場合、職場に残るか、
夜勤なしの職場へ転職するかを見極めることが大切です。
特に、「免除を申し出ても理解が得られない」「無理して夜勤を続けて体調を崩した」
という声も多く聞かれます。
夜勤免除が難しいときの選択肢

もし今の職場で夜勤免除が難しい場合、
以下のような選択肢を検討することができます。
日勤常勤
夜勤なし・ボーナスあり。外来や健診センター勤務に多い。
パート勤務
週2〜3日の短時間勤務。勤務日を自分で選べる。
訪問看護
夜勤なし・高単価・直行直帰OK。
ママ看護師の転職先として非常に人気。
デイサービス・介護施設
医療行為が少なく、17時退勤が基本。
💡 ポイント
夜勤を免除してもらうことに罪悪感を持つ必要はありません。
「子育て期に合った働き方を選ぶ」ことが、
結果的に長く看護師を続けることにつながります。
夜勤免除後の給与はどうなる?

夜勤手当がなくなるため、収入は下がります。
しかし、勤務形態を工夫すれば大きく減らさずに働くことも可能です。
例
- 
夜勤4回で月給30万円 → 日勤のみで26万円前後 
- 
訪問看護なら日勤のみでも月給30万円〜可能 
💡「夜勤なし=収入減」ではなく、
職場選び次第で“夜勤なし×高収入”も実現可能です。
夜勤免除が通らないなら転職も選択肢に

夜勤免除をお願いしても通らない場合、
「環境を変える」ことが最も現実的な解決策です。
特に訪問看護ステーションや健診センターは、
子育て看護師が働きやすい環境が整っています。
シフトも柔軟で、家庭の事情にも理解がある職場が多いです。
看護師の転職はエージェントを賢く活用しよう

夜勤なし・高収入・家庭との両立を実現したいなら、
まずは転職エージェントへの相談がおすすめです。
給与交渉や勤務条件の調整も代行してくれるため、
「夜勤免除をお願いしづらい職場」に悩む方でも安心です。
✅ おすすめ転職エージェント
① ナースではたらこ

- 
非公開求人多数・満足度No.1 
- 
全国の医療機関を網羅 
- 
ディップ株式会社が運営する信頼の大手 
② リーパスナース

- 
訪問看護に特化・LINEで気軽に相談OK 
- 
在宅看護グループ運営の専門アドバイザー在籍 
【まとめ】夜勤免除は“権利”。無理をせず、自分に合った働き方を選ぼう

- 
子どもが3歳未満なら夜勤免除は法律で認められた権利 
- 
3歳以上でも「配慮」を求めることは可能 
- 
職場の理解が得られない場合は転職も選択肢のひとつ 
- 
訪問看護なら夜勤なし・高収入・直行直帰で家庭との両立がしやすい 
夜勤を無理に続けることは、あなたにも家族にも負担になります。
「今の自分に合った働き方」を選ぶことが、長く看護師を続けるコツです。
 
					         
               
                       
						
						 
												