訪問看護や訪問リハビリへの転職を考えている方の中には、「履歴書や職務経歴書の書き方がわからない」「何を書けばよいのか悩む」「そもそも書くのが面倒くさい」と感じる方も多いでしょう。
しかし、書類選考を突破するためには、しっかりとした履歴書・職務経歴書の作成が不可欠です。
本記事では、訪問看護・訪問リハビリ業界向けの履歴書・職務経歴書の具体的な書き方を解説し、書類作成の負担を減らす方法も紹介します。
履歴書の書き方
(1) 基本情報の記載
履歴書には、氏名、住所、連絡先、生年月日、学歴、職歴などの基本情報を記載します。
特に職歴は、訪問看護・訪問リハビリの業務と関連性のあるものを強調しましょう。
(2) 志望動機
志望動機は、採用担当者が最も注目するポイントです。以下のような構成で書くと、説得力が増します。
例:訪問看護師の場合
- 訪問看護に興味を持った理由(例:患者とじっくり向き合いたい、在宅医療に貢献したい)
- 自身の経験がどのように活かせるか(例:病棟での経験を在宅医療に応用できる)
- 応募先の特徴に共感したポイント(例:「利用者第一のケア」に共感した)
(3) 資格・スキル
訪問看護・訪問リハビリに関する資格(看護師免許、理学療法士免許、作業療法士免許、言語聴覚士免許など)は必ず記載しましょう。
また、特定の疾患やリハビリに関するスキルがあれば、それも明記します。
職務経歴書の書き方
(1) 職歴の書き方
職務経歴書では、これまでの職歴を時系列で記載し、具体的な業務内容や成果を強調します。
例:看護師(病棟勤務)から訪問看護へ転職する場合
①勤務先:
○○病院(2018年4月〜2024年3月)
②担当業務:
内科病棟での看護業務全般(バイタルチェック、服薬管理、患者指導など)
③実績・強み:
- 終末期ケアに力を入れ、在宅復帰支援を積極的に実施
- 多職種連携の経験(医師、リハスタッフ、ケアマネージャーとの連携)
- 在宅復帰支援のため、患者・家族への指導を実施
(2) 訪問看護・訪問リハビリに活かせるスキルの強調
訪問看護や訪問リハでは、病棟勤務や外来とは異なるスキルが求められます。
以下の点をアピールすると、採用担当者に好印象を与えやすくなります。
- 自主的な判断力(訪問時に適切な対応ができる)
- コミュニケーション能力(患者や家族との関係構築が得意)
- 多職種連携の経験(医師、ケアマネージャー、介護士との連携)
- 在宅医療の知識(ターミナルケア、褥瘡管理、嚥下障害対応 など)
書類作成が面倒な人向けの対策
「履歴書や職務経歴書を書くのが面倒くさい」「何を書いたらいいかわからない」という方は、以下の方法を試してみましょう。
(1) テンプレートを活用する
インターネット上には、履歴書・職務経歴書のテンプレートが多数あります。これを活用すれば、基本のフォーマットを整える手間を省けます。
(2) 転職エージェントを利用する
転職エージェントを利用すれば、キャリアアドバイザーが履歴書・職務経歴書の作成をサポートしてくれます。
優秀なアドバイザーであれば、
- これまでの経歴をヒアリングし、適切な職務経歴書を作成
- 志望動機の添削・改善
- 採用担当者に伝わりやすいアピールポイントの整理
といったサポートを受けることができます。
特に、「書くのが苦手」「面倒」という方には、エージェントの利用を強くおすすめします。
まとめ
訪問看護・訪問リハビリへの転職を成功させるためには、履歴書・職務経歴書の作成が欠かせません。
ポイントを押さえて作成すれば、選考の通過率も上がります。
とはいえ、「書くのが面倒」「自分で作成する自信がない」という方は、転職エージェントを活用しましょう。
キャリアアドバイザーが書類作成をサポートしてくれるため、負担を大幅に軽減できます。
転職活動をスムーズに進めるために、自分に合った方法で履歴書・職務経歴書を準備しましょう!
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