「訪問看護への転職を考えているけど、大手の事業所がいいのか、それとも個人の小さな事業所がいいのか悩んでいるんだ。」
「どちらにもメリット・デメリットがあるよ。大手は教育体制や福利厚生が整っているけど、給与の還元率が低め。個人事業所は柔軟な働き方ができるし給与が高めだけど、経営の安定性には差があるね。」
本記事では、訪問看護ステーションに転職する際の事業所選びとして、大手の事業所と個人事業所のメリットとデメリットについて解説をしていきます。
大手の訪問看護ステーションの特徴
大手といっても、以下の2つのパターンがあります。
- 訪問看護専門の大手事業所:全国的に訪問看護の事業所を展開している企業。
- 医療法人が運営する訪問看護事業所:大病院や医療機関の一部門として運営されている訪問看護事業所。
メリット
- 教育体制の充実:新人向け研修やマニュアルが整っているため、訪問看護未経験でも安心して学べる。
- 福利厚生の充実:社会保険、退職金、育児休暇制度などが整備されていることが多い。
- 安定した経営基盤:事業規模が大きいため、倒産のリスクが低く、安定して働ける。
- チーム制の導入:多くのスタッフが在籍しているため、困ったときに相談しやすい環境がある。
デメリット
- 給与の還元率が低い:エリアマネージャーや管理職の人件費が発生するため、現場スタッフの給与が抑えられる傾向がある。
- 異動のリスクがある:
- 訪問看護専門の大手事業所では、全国的に事業展開しているため、希望の勤務地ではなく別のエリアへ異動を命じられることがある。
- 医療法人運営の事業所では、訪問看護終了後、病院の人員不足により病院勤務に異動になるケースもある。
- マニュアルが厳しく自由度が低い:現場での判断が制限されることがあり、柔軟な対応がしにくい場合がある。
- 訪問件数のノルマがあることも:一日の訪問件数が厳しく決められていることがあり、プレッシャーを感じる場合も。
個人訪問看護ステーションの特徴
メリット
- 給与の還元率が高い:管理職が少なく、会社の代表が管理者を兼ねていることが多いため、スタッフの給与が高めになる。
- 柔軟な働き方が可能:シフトの調整がしやすく、自分のペースで働ける。
- 現場経験を積みやすい:管理者も現場に出ることが多く、実践的な経験を積みやすい環境が整っている。
- 患者に寄り添ったケアがしやすい:厳格なルールがないため、柔軟な対応が可能。
デメリット
- 教育体制が不十分な場合がある:OJT(現場研修)中心の指導になりやすく、体系的な研修が少ないことがある。
- 福利厚生が充実していないことが多い:大手ほどの手厚い社会保険や退職金制度がない場合も。
- 経営の安定性に不安がある場合も:代表の経営手腕によって事業が不安定になるリスクも。
自分に合った事業所を選ぼう
訪問看護や訪問リハビリへの転職を考えている方は、
- 未経験者なら大手で基礎を学ぶのが安心
- 給与や働き方の自由度を求めるなら個人事業所も選択肢に
- 異動を避けたい場合は、医療法人系の事業所や全国展開の大手は要注意
ただし、事業所ごとに環境が異なるため、 転職エージェントに登録し、複数の事業所を比較することが重要 です。
転職エージェントは、訪問看護の求人情報を多く持っており、
- 各事業所の給与水準
- 教育体制や福利厚生
- 離職率や職場の雰囲気 などの詳細な情報を提供してくれるため、転職先選びの強い味方になります。
また、 バイトとして個人事業所で働いてみることで、自分に合うか確かめるのも一つの方法 です。
訪問看護・訪問リハビリへの転職を成功させるために、まずは転職エージェントに相談し、自分に合った事業所を見つけましょう!
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