晴れて国家資格を取得し、期待に胸を膨らませて理学療法士として新たな一歩を踏み出したものの、入職して間もなく「
こんなはずじゃなかった…」
「もう辞めたいかも」
と感じてしまう人は少なくありません。
「実習のときと全然違う」
「想像以上に人間関係がしんどい」
「自分がやりたかったことができていない」
このような気持ちを抱えたまま、毎日を消耗する日々に苦しんでいる新卒の方も多いのではないでしょうか?
結論から言えば、新卒であっても辞めるという選択肢は間違いではありません。
むしろ、無理に今の環境にとどまり続けることで心や身体を壊してしまう方がリスクが高いのです。
この記事では、新卒理学療法士が「辞めたい」と感じる理由や、次の一歩を踏み出すための具体的な方法をご紹介します。
新卒で理学療法士を辞めたくなる主な理由
1. 想像と現実のギャップに苦しむ
学生時代に思い描いていた理学療法士像と、実際の現場での業務には大きな差がある場合があります。
- 「もっと患者さんとじっくり関わると思っていたけど、目の前の業務に追われて終わる毎日」
- 「ルーチンワークばかりで、専門職としての成長を実感できない」
こうした現実とのギャップは、仕事に対するモチベーションの低下につながります。
2. 職場の人間関係に馴染めない
新卒での入職は、人間関係の構築においてもハードルが高く感じる場面が多いものです。
- 指導者からの厳しい指摘にメンタルが削られる
- 相談できる同期や先輩がいない
- 上司の気分次第で指導スタイルが変わる
こうした職場環境が原因で、早期退職を考える人も少なくありません。
3. 自分に合っていない職場だった
理学療法士の職場は、急性期病院・回復期・訪問リハ・デイサービスなど多岐にわたります。
それぞれで求められる能力や業務スタイルも異なります。
- 「医療現場でスキルアップしたかったのに、現場は介護寄り」
- 「忙しすぎてリハビリに集中できない」
このように、職場の方向性と自分のやりたいことがズレていたというミスマッチも、新卒が辞めたくなる一因です。
新卒で辞めることは甘えじゃない。PTには“選べる未来”がある
「せっかく資格を取ったのに辞めるなんて…」
「3年は続けろって言われたし…」
そんな声に縛られて、心身をすり減らす必要はありません。
今の職場が合わなかっただけであって、あなた自身が理学療法士に向いていないわけではないのです。
理学療法士は全国的に人材不足であり、未経験や若手の人材を積極的に受け入れている職場も多数存在します。
大切なのは「いまの職場で無理をしないこと」。
そして「自分に合った環境を見つけること」です。
新卒PTにこそ使ってほしい転職エージェントという選択肢
「でも、辞めたばかりの新卒って、転職で不利にならない?」
そんな不安を抱える方におすすめなのが、リハビリ職に特化した転職エージェントの活用です。
転職エージェントを使うメリット
- 職場の雰囲気や人間関係など“内部情報”が得られる
- 面接での退職理由の伝え方をサポートしてくれる
- 給料・休日などの条件交渉を代行してくれる
特に新卒の早期離職では、
「どう伝えたらマイナスにならないか」
に悩みがちですが、エージェントの担当者が適切にフォローしてくれます。
おすすめの転職エージェント3選(理学療法士向け)
リハビリ職の転職活動をスムーズに進めるために、転職エージェントの活用は非常に重要です。
特に理学療法士は、非公開求人や条件交渉がカギとなることも多いため、自分ひとりで探すよりも、エージェントを活用した方が希望にマッチする求人に出会える可能性が高まります。
とはいえ、エージェントによって保有する求人は異なるため、できれば2社以上に登録しておくのが鉄則です。
情報収集の幅が広がるだけでなく、より好条件の職場に出会える可能性もアップします。
また、登録後には確認の電話がかかってくることが多いため、あらかじめその点を把握しておくと安心です。
ここでは、リハビリ職に特化した中でも特におすすめの転職エージェントを3つご紹介します。
1.メディカルHR/高給与・好条件の求人が豊富
医療・介護職に特化したエージェントで、特に高待遇求人に強みを持つのがメディカルHRです。
転職後の収入アップや、より働きやすい環境を求める方には特におすすめ。
LINEなどで気軽にやり取りができる点も好評で、在職中でもスムーズに転職活動を進められます。
2.PTOTキャリアナビ/関東・関西圏での転職に強い
関東や大阪などの都市部に強いエージェントを探している方には、PTOTキャリアナビがおすすめです。特に首都圏や関西圏での豊富な求人を取り扱っており、地域密着型の情報にも精通しています。
職場ごとの雰囲気や実際に働いているスタッフの声など、求人票だけではわからない情報も提供してもらえるのが魅力です。
複数のエージェントに登録して理想の転職を実現しよう
それぞれのエージェントには特徴があります。だからこそ、1社だけでなく2社以上に登録して比較しながら進めるのが成功のカギです。
登録後には、希望条件のヒアリングなどのために電話がかかってくることがあるので、時間が取れるときに登録しておくとスムーズです。
「今の職場が合わないかも…」「もっと条件の良い職場があるのでは?」と思っているなら、まずは一歩踏み出してみましょう。
転職エージェントを活用すれば、自分に合った職場を効率よく見つけることができます。
まずは登録して、PTとしての自分の選択肢を知ろう
転職活動は、必ずしもすぐに辞める必要があるわけではありません。
「他の職場を知ってから、今後を考える」という選択肢もあります。
複数のエージェントに登録して、比較・検討しながら進めることで、より納得のいく転職が実現しやすくなります。
まとめ:新卒理学療法士でも辞めてOK。大切なのは自分を守ること
- 新卒で辞めるのは、甘えではない
- 合わない職場にとどまる方が、心身のリスクは高い
- 転職エージェントを使えば、理想の職場に出会える可能性が上がる
- 早めの行動が、より良いキャリア選択につながる
あなたのキャリアは「3年耐えること」で決まるものではありません。
自分に合った場所で、自分らしく働くことが本当のスタートです。
まずは、自分にとっての“働きやすい環境”を見つけるための一歩を踏み出してみませんか?
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メディカルHR:高給与・好条件の求人に強く、LINEなどで気軽にやり取りできるのが魅力。
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PTOTキャリアナビ:首都圏・関西圏に強く、地域密着の情報も得られる都市部向けエージェント。