理学療法士は低所得?給与が上がらない理由!給与アップの最短ルートは?

「理学療法士の給与が低い」

「なかなか昇給しない」

「将来が不安」

と感じている方は少なくありません。

本記事では、理学療法士の平均給与や職場別の収入、今後の昇給の可能性、そして最短で給与を上げるための具体的な方法を、徹底的に解説します。

 

理学療法士の平均給与:全体像を把握しよう

理学療法士の給与は、勤務する職場や地域によって大きく異なります。

ここでは、主な勤務先ごとの平均年収を表でまとめました。

勤務先 平均年収(概算)
一般病院 約400〜450万円
回復期リハビリテーション病院 約380〜430万円
介護老人保健施設(老健) 約370〜420万円
訪問リハビリ(訪問看護ステーション) 約450〜550万円
研究職・大学教員・企業 約500〜600万円

訪問リハビリは比較的高収入ですが、1日に何件も訪問し、自家用車での移動やスケジュール調整などが必要となるため、業務負担が大きいという側面もあります。

なぜ理学療法士の給与は上がらないのか?その3つの理由

理由①:診療報酬改定によるリハビリ単価の抑制

理学療法士の収入の源泉は「診療報酬」です。これは国によって定められるため、病院や施設側で自由に給与を上げることは難しいのが実情です。特に近年では、

  • リハビリ算定の厳格化(対象者や単位数の制限)
  • 同時に行える患者数の制限

などが行われており、現場の収益性が圧迫されています。

理由②:理学療法士の急増と競争激化

理学療法士の養成校は全国に多数あり、毎年1万人以上が新たに資格を取得しています。

令和5年時点で理学療法士の有資格者数は約19万人以上とされ、都市部では完全に供給過多の状態です。

資格取得者が増えすぎると「替えが効く人材」として見られ、給与交渉力が弱まることになります。

理由③:職場の昇給制度が緩やか

多くの医療機関や福祉施設では、昇給は年に数千円〜1万円程度が一般的。

役職に就かない限り、大幅な昇給は期待できません。

理学療法士の給与は今後どうなる?将来的な見通し

現状の傾向から見ると、理学療法士の給与が劇的に上がる可能性は低いと考えられます。

ポイント1:診療報酬の伸び悩み

超高齢社会を迎え、医療費の抑制が求められる中で、国は診療報酬全体を抑制する方針です。

リハビリテーション分野も例外ではありません。

ポイント2:専門性の希薄化

理学療法士が増える一方で、差別化が難しくなっています。

一般的な業務だけでは他の人材と大きな差が出ず、給与アップにつながりにくい構造です。

【PTが給与を上げるための方法3選】最短で年収アップするには?

方法①:認定資格・専門資格の取得

以下のような資格を取得することで、専門性をアピールできます。

  • 認定理学療法士
  • 専門理学療法士(神経系、運動器系など)
  • 心臓リハビリテーション指導士

これらを取得すると、一部の職場では手当や役職につながることも。

ただし、取得には数年単位の学習と実績が求められます。

方法②:自費リハビリや訪問リハビリへ転職

自由診療クリニックや訪問リハビリの分野では、1回あたりの報酬単価が高く、インセンティブ制度によって年収600万円以上を目指せるケースもあります。

  • 訪問1件あたり〇〇円+交通費手当
  • 月間訪問件数で報酬が決まる出来高制

など、努力がそのまま給与に反映されやすいのが特徴です。

方法③:転職で職場環境そのものを変える

実は最も即効性があるのが「転職」です。

いまの職場で評価されづらい場合、転職で一気に給与水準を引き上げることが可能です。

 

【重要】まずはPTとしての自分の市場価値を知ろう

「今の自分の経験・スキルなら、どれくらいの給与がもらえるのか?」

を把握することが、キャリアアップの第一歩です。

おすすめの方法

  • 転職エージェントに無料登録
  • 自分の条件でどんな求人があるか確認
  • キャリアアドバイザーに相談して年収相場を把握

 

転職を成功させる登録すべき転職エージェント

リハビリ職の転職活動をスムーズに進めるために、転職エージェントの活用は非常に重要です。

特に理学療法士は、非公開求人や条件交渉がカギとなることも多いため、自分ひとりで探すよりも、エージェントを活用した方が希望にマッチする求人に出会える可能性が高まります。

とはいえ、エージェントによって保有する求人は異なるため、できれば2社以上に登録しておくのが鉄則です。

情報収集の幅が広がるだけでなく、より好条件の職場に出会える可能性もアップします。

また、登録後には確認の電話がかかってくることが多いため、あらかじめその点を把握しておくと安心です。

ここでは理学療法士に特化した中でも特におすすめの転職エージェントを3つご紹介します。

1.メディカルHR/高給与・好条件の求人が豊富

メディカルHR

医療・介護職に特化したエージェントで、特に高待遇求人に強みを持つのがメディカルHRです。

転職後の収入アップや、より働きやすい環境を求める方には特におすすめ。

LINEなどで気軽にやり取りができる点も好評で、在職中でもスムーズに転職活動を進められます。

2.PTOTキャリアナビ/関東・関西圏での転職に強い

PTOTキャリアナビ

関東や大阪などの都市部に強いエージェントを探している方には、PTOTキャリアナビがおすすめです。特に首都圏や関西圏での豊富な求人を取り扱っており、地域密着型の情報にも精通しています。

職場ごとの雰囲気や実際に働いているスタッフの声など、求人票だけではわからない情報も提供してもらえるのが魅力です。

複数のエージェントに登録して理想の転職を実現しよう

それぞれのエージェントには特徴があります。だからこそ、1社だけでなく2社以上に登録して比較しながら進めるのが成功のカギです。

登録後には、希望条件のヒアリングなどのために電話がかかってくることがあるので、時間が取れるときに登録しておくとスムーズです。

「今の職場が合わないかも…」「もっと条件の良い職場があるのでは?」と思っているなら、まずは一歩踏み出してみましょう。転職エージェントを活用すれば、自分に合った職場を効率よく見つけることができます。

【まとめ】理学療法士が給与を上げるなら「転職」が最短ルート!

  • 理学療法士の平均給与は決して高くない
  • 今後も急激な昇給は見込みにくい
  • 認定資格よりも転職の方が即効性あり
  • まずは転職エージェントで自分の価値を知ることが大切
  • メディカルHR:高給与・好条件の求人に強く、LINEなどで気軽にやり取りできるのが魅力。

  • PTOTキャリアナビ:首都圏・関西圏に強く、地域密着の情報も得られる都市部向けエージェント。

 

 

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