言語聴覚士として働き始めたけれど、もう辞めたい…
国家試験に合格し、4月から新卒として言語聴覚士(ST)として働き始めたものの、入職してわずか3ヶ月で
「辞めたい…」
と感じている方は少なくありません。
「学生時代の実習や国家試験の勉強を頑張ったのに、STとして働くのがこんなに辛いなんて…」
「思っていた職場環境と違う…」
「先輩や上司の指導が厳しくて精神的にしんどい…」
「リハビリ内容が自分のイメージと違う…」
こうした悩みを抱えるSTは多くいます。
特にSTは、理学療法士(PT)や作業療法士(OT)と比べて職種の歴史が浅く、職場によっては肩身が狭いと感じることもあります。
また、入職して1〜2ヶ月は先輩のリハビリについて回りますが、3ヶ月目くらいからは1人で考えて任せられる時期になります。
その分、自分で考えなければならない時間が増え、先輩も忙しそうで相談しづらいという状況になりがちです。
さらに、残業時間が多く、業務負担が増えていくことで、心身ともに疲弊してしまうケースもあります。
言語聴覚士を3ヶ月でも辞めた方が良い理由
言語聴覚士として入職3ヶ月で辞めることは決して悪いことではありません!
むしろ、合わない職場に無理にとどまることで、心身の健康を損なうほうがリスクが高いのです。
1. 心身の負担が限界を超える可能性がある
「もう少し頑張れば慣れるかも」と思っても、毎日ストレスを抱えながら働くことで、うつ病や適応障害などのメンタル不調を引き起こすリスクがあります。
特に、新卒の時期は環境に適応するために大きなエネルギーを使います。
その負担が過剰になりすぎると、回復するのに時間がかかることも。
また、患者がむせただけで嚥下評価に呼ばれたり、休憩もほとんど取れないことが珍しくありません。
休憩時間にカルテ記載をするなど、まともな休憩時間を確保できないこともあります。
慢性的な疲労が溜まると、心身ともに壊れてしまう可能性があります。
2. 合わない職場にとどまることでスキルアップが遅れる
「職場環境が合わない」「やりたいリハビリができない」と感じながら働き続けると、言語聴覚士としての成長が止まってしまうこともあります。
例えば、
- 嚥下リハビリをやりたかったのに発達支援ばかりの職場
- 失語症リハを希望していたのに、構音障害のリハビリ中心の職場
- 言語訓練をしっかりやりたかったのに、病棟での簡単な指導しか任されない
といったミスマッチがある場合、そのまま働き続けても自分のやりたいリハビリスキルが身につかず、将来的に転職する際に困ることになります。
3. 早く転職したほうがより良い環境で働ける
「3ヶ月で辞めると転職が不利になるのでは?」と不安に思うかもしれません。
しかし、STの需要は高く、早めに転職すれば自分に合った職場が見つかりやすいです。
むしろ、心身を壊してから転職しようとすると、
- 次の職場を探す気力がなくなる
- 長期間のブランクができてしまう
- 転職活動が後手に回る
といったデメリットが発生します。
「この職場では無理かも…」と感じた時点で早めに行動し、適切な転職先を見つけることが大切です。
3ヶ月で転職するなら転職エージェントを必ず使おう!
3ヶ月で辞める決断をした場合、転職エージェントの活用は必須です。
転職エージェントを利用すると、以下のメリットがあります。
- 3ヶ月での退職理由をポジティブに伝えるアドバイスがもらえる
- 未経験でも応募できるST求人を紹介してもらえる
- 職場の内部情報(人間関係・残業の有無など)を事前に知ることができる
- 給与や条件の交渉を代行してくれる
特に、短期間で辞めた場合は面接での印象が重要になります。
転職エージェントを活用することで、「自分に合った職場を探している」ことをしっかり伝えられるようになります。
また、STの転職市場では、一般の求人サイトに出ていない非公開求人が多いのも特徴です。
エージェント経由なら、より良い条件の求人に出会える可能性が高まります。
「自分に合った職場を探したい」と考えたら、まずは転職エージェントに相談してみましょう!
とはいえ、エージェントによって保有する求人は異なるため、できれば2社以上に登録しておくのが鉄則です。
情報収集の幅が広がるだけでなく、より好条件の職場に出会える可能性もアップします。
また、登録後には確認の電話がかかってくることが多いため、あらかじめその点を把握しておくと安心です。
ここでは、リハビリ職に特化した中でも特におすすめの転職エージェントを3つご紹介します。
1.メディカルHR/高給与・好条件の求人が豊富
医療・介護職に特化したエージェントで、特に高待遇求人に強みを持つのがメディカルHRです。
転職後の収入アップや、より働きやすい環境を求める方には特におすすめ。
LINEなどで気軽にやり取りができる点も好評で、在職中でもスムーズに転職活動を進められます。
2.PTOTキャリアナビ/関東・関西圏での転職に強い
関東や大阪などの都市部に強いエージェントを探している方には、PTOTキャリアナビがおすすめです。特に首都圏や関西圏での豊富な求人を取り扱っており、地域密着型の情報にも精通しています。
職場ごとの雰囲気や実際に働いているスタッフの声など、求人票だけではわからない情報も提供してもらえるのが魅力です。
複数のエージェントに登録して理想の転職を実現しよう
それぞれのエージェントには特徴があります。だからこそ、1社だけでなく2社以上に登録して比較しながら進めるのが成功のカギです。
登録後には、希望条件のヒアリングなどのために電話がかかってくることがあるので、時間が取れるときに登録しておくとスムーズです。
「今の職場が合わないかも…」「もっと条件の良い職場があるのでは?」と思っているなら、まずは一歩踏み出してみましょう。転職エージェントを活用すれば、自分に合った職場を効率よく見つけることができます。
まとめ:言語聴覚士として3ヶ月で辞めるのは悪いことじゃない!
- 3ヶ月で辞めたくなる理由はさまざま。無理に我慢する必要はない!
- 職場環境が合わないなら、早めに転職を考えるべき!
- STの求人は豊富。3ヶ月で辞めても転職は可能!
- 転職エージェントを活用すれば、次こそ自分に合った職場が見つかる!
今の職場にとどまることで心身を壊してしまう前に、あなたに合った環境で働く道を探してみませんか?
-
メディカルHR:高給与・好条件の求人に強く、LINEなどで気軽にやり取りできるのが魅力。
-
PTOTキャリアナビ:首都圏・関西圏に強く、地域密着の情報も得られる都市部向けエージェント。