訪問看護師と訪問リハの業務内容とは?1日のスケジュールも詳しく紹介!

「訪問看護に興味はあるけれど、具体的にどんなスケジュールで、どんな処置をするの?」

「一人で訪問して、もし何かあったらどうしよう……」

病院というチーム体制から離れ、一人で患者さんのご自宅を訪問することに、期待と不安の両方を感じている看護師さんは多いはずです。

訪問看護の仕事は、医師の指示に基づいた点滴や褥瘡ケアといった「医療処置」から、ご家族への指導や精神的な支えとなる「心のケア」まで、多岐にわたります。

また、ケアマネジャーへの報告書の持参など、地域との連携を深める事務業務も大切な役割の一つです。

「一人で責任が重そう」と感じるかもしれませんが、実際にはバックアップ体制を整えているステーションがほとんどであり、オンコールの頻度や体制も自分に合った場所を選ぶことが可能です。

本記事では、訪問看護・訪問リハビリの「1日のスケジュール」から「具体的な業務内容」、そして気になる「オンコールの実態」まで、疑問を一つずつ解消していきます。

目次

訪問看護の具体的な業務内容

訪問看護の業務は、大きく分けて以下のようなものがあります。

  1. 医療処置
    • 点滴管理、バルーンカテーテルの管理、人工肛門(ストーマ)ケア
    • 吸引、酸素管理、褥瘡(じょくそう)ケア
    • 血糖測定、インスリン注射の指導
  2. 日常生活のサポート
    • 食事や排泄の介助
    • 清拭や入浴介助
    • ご家族への介護指導
  3. リハビリの補助
    • 簡単な運動指導
    • 関節可動域訓練(ROM訓練)
  4. 書類業務
    • 訪問看護記録
    • 医療機関やケアマネージャーへの報告書作成
    • 月末の報告書提出(直接訪問が推奨される)
  5. オンコール対応
    • 緊急時の対応(夜間・休日)
    • 医師や家族との連携
  6. カンファレンスに参加
    • 退院前カンファレンスに参加
    • 担当者会議に参加

訪問リハビリの具体的な業務内容

訪問リハビリは、理学療法士(PT)、作業療法士(OT)、言語聴覚士(ST)が行うリハビリテーション業務です。

  1. 身体機能の回復支援(PT)
    • 歩行訓練、筋力強化訓練
    • 関節可動域訓練(ROM訓練)
    • バランス訓練
  2. 日常生活動作(ADL)の訓練(OT)
    • 食事、着替え、入浴などの動作訓練
    • 精神科利用者の作業療法
    • 家事動作訓練
  3. 言語・嚥下リハビリ(ST)
    • 発話訓練、構音訓練
    • 嚥下訓練
    • コミュニケーション支援
  4. 環境調整・指導
    • 福祉用具の選定、住宅改修の助言
    • 家族や介護者への指導
  5. 書類業務
    • 訪問リハビリ計画書の作成
    • 月末の報告書提出(ケアマネや医療機関への持参推奨)
    • 利用者の状態が悪化した場合、主治医やケアマネに報告
    • 定期的に担当者会議や退院前カンファに参加
  6. カンファレンスに参加
    • 退院前カンファレンスに参加
    • 担当者会議に参加

訪問看護師と訪問リハビリの1日の流れ

1件の訪問は基本的に30分〜1時間程度です。

長時間になれば1時間半にもなることもあります。

訪問看護師の1日の流れ(例)

時間 業務内容
8:30 事業所に出勤、1日のスケジュール確認
9:00 1件目の訪問(バイタルチェック、点滴管理)
10:30 2件目の訪問(褥瘡ケア、服薬管理)
12:00 休憩
13:00 3件目の訪問(排泄介助、家族指導)
14:30 4件目の訪問(終末期ケア、家族フォロー)
16:00 事業所へ戻り、報告書作成、ケアマネへ提出
17:30 退勤(オンコール対応がある場合あり)

訪問リハビリ職の1日の流れ(例)

時間 業務内容
8:30 出勤、1日のスケジュール確認
9:00 1件目の訪問(歩行訓練、ストレッチ指導)
10:00 2件目の訪問(可動域訓練、家族指導)
11:00 3件目の訪問(ADL訓練)
12:00 休憩
13:30 4件目の訪問(バランス訓練、筋力強化)
14:30 5件目の訪問(ADL訓練、環境調整)
15:30 6件目の訪問(リハビリ評価、ケアマネ報告)
16:30 事業所へ戻り、記録作成、ケアマネへの報告書提出
17:30 退勤

あわせて読みたい
訪問看護/リハの直行直帰のメリット・デメリット紹介 「訪問看護って、病院のように必ず出勤しなきゃいけないの?」 「直行直帰ができるって本当?」 と、働き方の自由度に興味を持つ看護師さんは多いです。 結論から言うと...

まとめ

今回紹介した訪問業務はあくまで一例です。

それぞれの事業所によって強みが異なります。

例えば、小児に特化している事業所や、精神科に強い事業所、ターミナルケアに特化している事業所などがあります。

ターミナルの利用者が多い場合、利用者の急変に伴う夜間の対応(オンコール)が増えることもあります。

その分、手当も大きいですが、ワークライフバランスが崩れることもあるため、その辺をしっかりと調査して転職先の訪問看護事業所を選ぶことが重要です。

また、会社説明時や面接時にその点を確認しておくことをおすすめします。

また会社説明や面接時にその点を詳しく質問しづらいのであれば転職エージェントを利用し、キャリアアドバイザーに転職先に質問してもらうのも良いでしょう。

あわせて読みたい
【訪問看護/リハ転職ガイド】仕事内容、給与、将来性を徹底解説 訪問看護・訪問リハビリへの転職を考えている方へ! 訪問看護や訪問リハビリの仕事に興味があるけれど、具体的な仕事内容や給与、将来性が気になる…」 そんな方に向けて...
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

訪問看護ステーション管理者。
かつては急性期病棟で、子供の熱で謝りながら早退する毎日に、心身ともにボロボロになった経験を持つママナースです。

「キャリアも育児も大切にしたい」と悩み抜いた末に、訪問看護の世界へ。

現在は管理者として、子育て中のナースが罪悪感なく、笑顔で働ける職場づくりに奮闘しています。🌿
「子供に『ごめんね』ではなく『おかえり』と言える働き方」を広めるために、現場のリアルな知恵をお届けします。✨

コメント

コメントする

目次