「訪問看護はオンコールが大変そう……」
「夜中に何度も呼び出されるのは体力的につらいかも」
と不安に思っていませんか?
確かに、多くの訪問看護ステーションではオンコール体制を導入していますが、その負担は職種や職場の体制によって大きく変わります。
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職種による違い: リハビリ職は基本的にオンコールを持つことはありません。
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回数の目安: 一般的には月に5〜10回程度担当することが多いです。
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事業所の特徴: ターミナルケア(看取り)に力を入れている事業所は夜間対応の頻度が高くなりますが、その分「オンコール手当」が高めに設定されている傾向があります。
「オンコール=過酷」と決めつけるのではなく、手当の金額やバックアップ体制、実際の出動頻度を正しく把握することが、納得のいく職場選びの鍵となります。
本記事では、訪問看護におけるオンコールのリアルな実態と、負担の少ないステーションを見極めるポイントを解説します。
訪問看護のオンコールとは?

訪問看護におけるオンコールとは、夜間や休日に患者からの連絡を受け、必要に応じて対応する業務のことを指します。
多くの訪問看護ステーションは24時間対応を求められるため、看護師が交代でオンコールを担当するケースが一般的です。
リハビリ職(理学療法士・作業療法士・言語聴覚士)は、基本的にオンコールを持つことはありません。
そのため、リハビリ職として訪問業務を行う場合、夜間の呼び出しを心配する必要はありません。
オンコール対応の有無と頻度
オンコールがあるかどうかは、事業所の方針によります。
一般的な訪問看護ステーションでは、1人の看護師が1ヶ月に5〜10回程度オンコールを担当することが多いです。
しかし、従業員が多い事業所では、負担を分散できるため、1人あたりのオンコール回数は少なくなります。
また、ターミナルケア専門の事業所では夜間対応の頻度が高いため、オンコール手当も高めに設定されていることが一般的です。
オンコール手当の相場

オンコール手当の金額は、事業所によって異なりますが、以下が一般的な相場です。
- オンコール待機手当:1回あたり2,000〜5,000円
- 実際に呼び出された場合の時間外手当:1回あたり3,000〜10,000円+訪問手当(移動時間を含む)
ターミナルケアを専門とする事業所では、夜間の対応頻度が高いため、オンコール手当が1回5,000円以上になるケースもあります。

ターミナル専門の事業所のオンコール

ターミナルケアを専門とする訪問看護ステーションでは、夜間の緊急対応が多くなります。
特に、患者が亡くなられた場合にはエンゼルケア(死後処置)を行う必要があり、1回の対応に1〜2時間以上かかることもあります。
対応内容
- 容態急変時の緊急訪問(呼吸困難、疼痛コントロールなど)
- 看取り時の対応
- エンゼルケア(清拭、着替え、死後の処置)
- 家族への精神的ケア
このように、ターミナル専門の事業所では精神的・肉体的な負担が大きくなりますが、その分オンコール手当が高めに設定されていることが多いです。
オンコールの実際の対応フロー

オンコールは、基本的に1人の看護師が担当することが多いですが、事業所によっては「サブコール」という補助体制を設けていることもあります。
サブコールとは?
- メインのオンコール担当者が対応できない場合、バックアップとしてサブの担当者が対応する仕組み。
- 子育て中の看護師や、夜間対応が難しい場合に役立つ制度。
日中の緊急対応については、管理者が携帯を持つことが一般的ですが、実際には主任クラスの看護師やリーダーが対応しているケースもあります。
オンコール対応が難しい場合の選択肢
オンコール対応が難しい場合、以下のような対応策を検討できます。
- オンコールのないステーションを選ぶ
- 最近はほとんどの訪問看護ステーションが24時間対応を行っているため、オンコールなしの事業所を探すのは難しくなっています。
- オンコール回数の交渉をする
- 事業所によっては、家庭の事情に応じてオンコール回数を減らすことが可能。
- 「配偶者が夜勤で対応できない」「子どもが小さい」などの事情を伝えることで、希望日のみオンコールを担当できるよう交渉できることもある。
- 転職エージェントを活用する
- 転職エージェントに登録すると、事前にオンコール対応の条件交渉を代行してもらえる。
- オンコールの有無や回数など、細かい条件を確認しながら転職活動ができる。
まとめ

訪問看護に転職する際、オンコールは避けて通れない問題の一つですが、事業所の体制や交渉次第で負担を軽減することも可能です。
- リハビリ職は基本的にオンコールなし。
- オンコールの回数は事業所の規模によるが、月5〜10回が一般的。
- ターミナル専門の事業所は夜間対応が多く、手当も高め。ただし、エンゼルケアなど長時間の対応が必要になることもある。
- オンコールを避けたい場合、非対応のステーションを選ぶか、回数の交渉を行うのがベスト。
- 転職エージェントを利用すると、条件交渉がスムーズに進む。
訪問看護への転職を考える際は、オンコールの有無や負担を事前に確認し、自分に合った働き方を選びましょう。



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